テーマ:インターネットのコスト


★インターネットを始めるために必要なパソコンのレベル

Windows95が支障なく動くレベルのパソコンが必要です。現在市販されているパソコンであればほとんど問題ないでしょう。また、モデム(電話回線を通じて、パソコンがデータをやりとりするためのもの。)や、ホームページを見るためのブラウザと呼ばれるソフトウェアなども必要となりますが、現在のモデルはほとんどすべて内蔵もしくは、おまけでついていますので、大丈夫です。

問題となるのは、1年半より前に購入した機種です。特にWindows95対応でないものは、かなりの手間と、コストをかけなければ現行機種のレベルになりません。かえって新しく購入した方が安上がりということも、多いのです。

具体的に言うと、市販価格で20万円程度の機種で充分です。ことさらに上級モデルを求める必要はありません。

また、マッキントッシュについては、一部グラフィック系のソフトや音楽関係についての優位性はありますが、トータルコストを考えたばあい、趣味としての性格が強く、ビジネスベースで選択するべきではないでしょう。さらに、NEC製のパソコンは98(キューハチと読みます)という、日本独自の設計思想で作られており、インターネットが世界標準であることから考えると、将来性の面からもあまりお薦めできません。

★プロバイダとNTT

インターネットと貴社のパソコンは、プロバイダと呼ばれる接続業者と、NTTの電話回線をつかって繋がれています。したがって、インターネットの運転コストは、このプロバイダへの接続料金と、

NTTへの電話料金の合計ということになります。初期段階では新規の電話回線などは必要ありません。(より高速の通信環境を必要とする場合、ISDN回線へ変更が必要。)

群馬インターネットの例で説明すると、入会時に5000円、月額の接続料が2000円です。現在県内のどこからでも、市内電話料金で繋がるアクセスポイントがあるので、例えば月に10時間 インターネットを利用したとすると、プロバイダへの接続料2000円+市内電話料金10時間分2000円で合計4000円ということになります。

上記の料金は個人契約ですが、法人契約の場合は、加入料が1万円、月額利用料が5000円となります。法人カードでも個人契約ができます。プロバイダとの契約も 弊社にて承っております。

ホームページというのは、紙媒体のパンフレットなどと違い、印刷して配布してしまえばそれで終わりといったものではありません。大切なのはいかに維持管理していくか、またホームページを見た人からの問い合わせなどに、きちんと対応していける、ということです。

したがって、制作を委託しただけでは本来の機能は発揮されません。弊社では制作委託も引き受けますが、同時にメンテナンスやパソコンについての教育を受けていただくことを前提といたしております。弊社教室に通っていただいても結構ですし、電子メール等を利用したサポートも行っております。

おおよその目安として、初期費用10万円でホームページを立ち上げるところまでは、受託できると思います。その後の維持管理については、貴社の担当者が弊社教室に通って学習していただくか、電子メールなどでのサポートとなりますが、月額1万円程度のコストをみてください。

なお、ホームページの利用料は群馬インターネットの場合5MB(5メガバイトと読みます。通常、必要にして充分な量です。)までは、無料です。初期設定料金のみ5000円かかります。
★LANやネットワークコンピュータの利用

Windows95以前には、複数のパソコンをネットワークで使用するためには、かなりの費用と技術力が要求されました。したがって中小零細の事業所でのLAN導入などというのはコスト面で不可能なことでした。サンタフェローでは、実際にWindows95のみの環境で、低コストのLAN環境を実験しています。同一建物内の小規模LANや、お店と自宅、本店と支店などのように、離れた環境のパソコンを連携させて稼動させることによる、事務部門の効率化や正確な処理のメリットははかりしれません。また、同時にインターネットのホームページを利用すれば、営業面でも大きな効果が図れるものと考えます。

プリンタや通信のための機器も大幅に安くなっており、対費用効果で考えた場合、パソコンやインターネットの導入は、決して一部大企業のものだけではなくなってきているのです。

また、電子メールはこれからの通信手段として電話やファクスに代わるものとして、普及していくことは、ほぼ確実であろうかと思えます。なせなら、コストが安いこと。(A4サイズにびっしり書いた電子メールを送信するための料金は、約1〜2円です。これは、世界中どこに向けて発信しても、同一価格です。)また、写真や図面なども添付して送信できるために、ファックスに比べても、コスト、速さ、カラーで送れる、細かい部分まで正確に送れる、などのメリットがあります。今後名刺に電子メールのアドレスを刷り込んでおくことは、必須条件となるのではないでしょうか。
★ホームページ制作までの過程 ・インターネットを始める

パソコンを購入し、プロバイダとの契約を済ませ、インターネットへアクセスできる準備をする。

実際に、インターネットのホームページを見てまわり、(ネットサーフィンと言います。)自社のホームページについての構想を練る。

・ホームページのための材料を揃える。

写真や、図案、文章など、制作のための材料を揃えます。データ化するさいに、かなりの修正が可能ですし、以後の変更も自由ですので、とりあえず手元にあるものを集めてください。

この段階で、担当者が弊社教室に通って学習を始めていただけると、よりスムースにホームページがたちあがると思います。

・ホームページのコンテンツについての打ち合わせ

構成や、ページ数、より多くのアクセスを得るための方法について、貴社の考えと、当方のアイデアをすりあわせていきます。

・納期と公開時になすべきこと。

ホームページのボリュームにもよりますが、だいたい納期10日程度で完成させます。ホームページ公開時には、新聞社などで取り上げてもらったり、ホームページ公開にともなって、なにかしらイベントを行うなどして、初期段階での告知をします。

以上のような段取りで、貴社ホームページを公開するかたちになりますが、 ページが実効をもつか否かは、その後の運用次第であります。頻繁にデータ更新をし、メールでの問い合わせなどに適確かつ迅速に応えられるかといった、貴社の体制作りに係ってくることは、言うまでもないでしょう。


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