『伝説のオウガバトル』の移植について少しだけ

1996.7.17


 ちょっと時間が空いたので、ちらっと思った事を書く。

 伝説のオウガバトルというのは、スーパーファミコンで発売されたシミュレーションRPGのゲームです。
 『ロマンシング・サガ』のシリーズと同じくらいに好きなゲームです。
 続編として『タクティクス・オウガ』というゲームも同じくスーパーファミコンで発売されました。
 このオウガバトルサーガは全九章からなるシリーズ(の予定)で、『伝説』はその第五章、『タクティクス』は第七章となります。…は、あまり関係ありませんね。
 関係ないと云えば、『伝説』も随分とカルトな人気に支えられた、ある意味で難しいゲームだったようです。
 それが次世代機と呼ばれたSSとPSにそれぞれ移植される事になりました。
 PSユーザである私も、これを機会にSSを購入してしまおうか?って程に好きなゲームです。

 ゲーム雑誌をそれほどは見ないのですが、表紙に『伝説のオウガバトル』と書かれていると、ついSSの雑誌も立ち読みしてしまいます。ちらほらと、開発中の画面やゲームシステムの話が雑誌に載るようになりました。

 PSやSSの特色を生かした移植になるそうで、例えば途中でセーブできるようになるなんて辺りは、とても気になる所です。
 なにしろ、セーブできないのが『伝説』の辛さでもありましたから。それが良い方へ緩和されるのは大歓迎です。

 でも。ちょっと待て。

 声優を使うのは止めてくれ! は、音声オフで対応できるから良しとしましょう。
 グラフィックの強化は望む所です。
 スーパーファミコン版は良くやっていると思います。が、初めて見た時には驚いた流麗な画も、さすがに今となっては少々見劣りがするとは思います。
 しかしだ。
 戦闘シーンのあの暗い背景には意味があったはず。
 全体マップのボードゲームを模した駒にも意味があったはず。
 スーパーファミコンという限られたハード資源の中で、恐らく充分に練られたであろう『伝説』のグラフィックを、容量やハード性能が許すからといって安易に描き込むのは止めて欲しいと思うのです。



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